インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

「派遣村」この言葉に聞き覚えはないでしょうか。これは社会問題となり、当時「国民の生活第一」を掲げる民主党への交代にまで発展しました。

しかし、この問題の後も派遣の割合は派遣村以降ほんの少し下がっただけで、現在でもわずかに増加傾向です。

派遣村についての復習と派遣の今後について考えていきます。

Dispatch-750x500

  江戸時代から続く派遣

 派遣というサービスは江戸時代から「人貸し」という名で存在したと言われています。それから現在も派遣というサービスがありますが、世界から見ても日本の派遣社員の数は多いです。

人材派遣が正式にスタートしたのは1986年の労働者派遣法施行以降になります。そんな派遣の特徴は、所属は派遣会社で勤務先は別の企業です。

つまり、給料などは勤務先ではなく所属している派遣会社から貰うことになります。勤務先の企業からすれば必要な時だけ雇えるので、正社員のように解雇できないことや、福利厚生もないためコスト削減ができます。

働く側からすると普通ではなかなか入れない有名企業で働ける、色々な仕事が経験できる、勤務時間など比較的自由度が高いことがメリットです。

Sponsored Link

  派遣村

 派遣村とは2008年9月に起きたリーマンショックにより、仕事と住居を失った大勢の人が日比谷公園に集まり、生存の保証を求めた社会運動です。

「派遣切り」と呼ばれ社会問題となったこの出来事は、主に製造業に従事していた非正規労働者が一斉に失業したことが発端です。半数以上が寮に入っていたため、住居も喪失することになりました。

労働組合と貧困者支援団体などが失業と住居喪失に対応すべく、日比谷公園に「派遣村」を設置し全国からボランティアや支援物資が集まったことで大きな注目を集めました。

日比谷公園に設置された理由は厚生労働省の目の前だからです。そして2008年の年末年始はこの問題のニュースで染まりました。これにより、非正規雇用の不安定な実情や住居喪失のリスクが全国の人々に伝えられ、結果的に民主党への政権交代につながりました。


  派遣の今後

 働き方改革、年金制度の崩壊、プライベートの充実が優先と大きく変わる制度や考え方。仕事の仕方やYoutuber など仕事の種類も増えてきている令和。

終身雇用は蜃気楼となり、日本でも転職が当たり前になっていく流れもあります。そうなると派遣社員がさらに増えるかもしれません。

派遣社員であればバイトよりも高い時給をもらえ、必要な勉強であったりYoutube などの副業に当てる時間を確保したりすることもできます。待遇も派遣村以降法改正され働きやすくなっており、今後もさらに働きやすくなっていくでしょう。



↑ ぜひ宜しければ米株村での応援をお願いします☆
Sponsored Link