インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

GAFA といえば世界の四天王といえる大企業です。Apple 、Facebook 、Amazon の創業者は多くの人に知られるとともにまぎれもない天才です。

多くの創業者は両親のどちらかがIT 関連に強い人であり、それ故に天才だったと言われています。しかし、Google の創業者の両親はどちらもIT 関連に強い天才でした。

そんな天才と天才から生まれた生粋のサラブレッドでGoogle の創業者である、ラリー・ペイジについて見ていきましょう。

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  確定した天才

 ペイジさんの父はミシガン大学で初めてコンピュータサイエンスの学位を取り、人工知能に関する教授しています。母は、データベースのコンサルティングをしており、コンピュータサイエンスで修士課程を収めているプログラミングの先生です。

人工知能の教授とプログラミングの先生の子ラリー・ペイジはサラブレッドであり、確定した天才でした。ペイジさんは5歳からパソコンを触りはじめ、6歳には絵本を読みながらその内容をパソコンに打ち込んでいたそうです。

5、6歳なら「もっと読んでよ!」と言いそうですが、ペイジさんはカタカタとキーボードを叩いているのです。やるにしても普通は親がやることで、5、6歳の子供がやることでありません。

さらにペイジさんは小学生になると宿題の内容をパソコンに打ち込み、プリントアウトして先生に提出をしました。まだプリンターが普及していない時代に、先生達も手書きの時代に、なぜか活字のプリントが提出されたのです。

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  ビジネスの気付き

 12歳になったペイジさんはある本を読み、号泣したと言います。それは二コラ・テスラさんの本です。テスラさんと言えば「不遇の天才」と呼ばれ、何か国語も扱うことが出来、テクノロジーにおいてエジソンを上回る知識を持っていました。

しかし、致命的な弱点が一つ。「商売」が絶望的に下手だったことです。そのため、アイデアと実行力がありながらも投資が受けられず資金に困り、貧しい中一人息絶えてしまいました。私たちのほとんどが名前を知ることなく、歴史の教科書にはエジソンが載っている状況です。

そんな本を読みペイジさんは泣いたのです。格が違います。泣く次元が違います。

ペイジさんがその本を読んで感じたのはお金の大切さだけでなく、「アイデアだけでは意味がない、地球全土に広まるほどのビジネスと共に成功して初めて意味がある」と。そのことを感じ取りながら、12歳の少年が泣いたのです。


  圧倒的な成長と共に

 アイデアとビジネスを両立するために選んだのがスタンフォード大学。そこで、セルゲイ・ブリンさんと出会い25歳の時、共同でGoogle を創立しました。Google の由来は10の100乗という大きな数字で膨大なデータに誰もがアクセスできる時代にするという志からです。そして、それはまさに現実になっています。

しかし、28歳で一度CEO を退くことになります。2年で世界最大の検索エンジンになったGoogle はまだ収益化をすることができず、25億円の出資を受けることになりましたが、その条件として後見人が必要と言われ退くことしました。

それから10年後、ペイジさんは再びCEO の座に復帰します。その10年間にGoogle はもの凄い速度で成長をします。ただの検索エンジンが、Gmail 、Google map 、Android 買収、YouTube 買収、などあらゆるものを扱うようになりました。

Google-Services

 Gmail では容量の大きさが他の類似サービスを圧倒しました。それまでのメールは容量が小さすぎて1か月前のメールが見れなかったり、見れたとしても有料だったりと痒いところに手が届きませんでした。Google はそんな痒いところに手を届かせるよう基本利用を無料し、そして大容量を提供し、成功を収めました。

Google Map は元々キーホールという会社のジョン・ハンケさんが作っており、ざっくり地球を見られる程度の代物でした。これを見た人たちに道路まで詳細に見えるようにできないかと思いつきますが、当初は”20年”という年月が必要だとして、実現性がないことを主張します。

Google はそのことに対し「ちょっと待て、それをうちにくれ!”1年”で完成させる!」と語り、今のGoogle Map に近いものが完成したのです。


  はるか彼方を見つめる

 28歳でCEO を退いたペイジさんに代わったのはエリック・シュミットさん。CEO として日々の雑事をシュミットさんがやってくれたことで、ペイジさんは常に"はるか彼方"を見つめることができました。

その一つが「Android の買収」です。Android は現在でも高いシェア率を維持し、結果的に成功していますが当時この買収のことについてはシュミットさんに相談をせず、独断で即決の買収を決めたそうです。

他にも33歳でYouTube を買収しました。ただの検索から動画、スマホ、地図などあらゆるビジネスを網羅していき、Google は未来を勝ち取っていきます。

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 そして、ペイジさんは38歳でCEO に復帰することになります。ペイジさんは現在、46歳でGoogle の親会社Alphabet のCEO となっています。

ペイジさんはプライベートを明かしておらず、どこにいるかもわからないと言われています。「全世界のあらゆる情報に人類をアクセスさせる」という夢を叶えながら、自分のプライベートには誰もアクセスさせないというなんとも面白い生き方をしています。

完全無欠で負け知らずなペイジさんは、こんなにも成功をしていながらも「まだまだ先を見ていたい」と語っています。Google に投資をしている方々はGoogle の決算結果を見て資金を投じているかもしれませんが、そうではなく”優秀なCEO”に対して資金を投じたいと考えている人もいるはずです。こんなエピソードを聞くと、そう言う判断も良いかもしれませんね。



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