インベスターHこと、ひーちゃんです。

米国株式市場が続伸し続けています。過去稀に見る楽観相場のため、少しずつ手を引こうとしている投資家もいるようですが、私は依然として様子見を続けています。この相場がいつまで続くかは神のみぞ知ることで、私たち投資家には知り得えません。

自分の保有している銘柄がプラ転していく様子を見るのはやはり気持ちの良いものですが、あまりに強気な相場であるといつ"ドカン"と暴落が来るかわからないため下手に手を出しくないというのが正直なところです。

「コツコツドカン」は米国株式市場に関わらず、株式投資を行っている人であれば必ず聞いたことがあるキーワードだと思います。今の米国株式市場ではいつその”ドカン”が来てもおかしくありません。

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  「コツコツドカン」とは

 2016年から2018年にかけてSP500 は上を目指し猛進し続けており、それだけを見て株式投資を始めた人にとって2018年の後半は苦しい思いをすることになったでしょう。

しかし、そもそも2016年などのような猛進ぶりが見られるのは稀なことなのです。そのため、2018年の暴落は2016年と2017年の調整分だったとも言えます。

さて、冒頭で使った「コツコツドカン」というキーワードの意味を皆さんは知っていますか?この言葉は私も教科書の一つとして全巻読んだことがある「インベスターZ 13巻」にも記載されている言葉で、株式市場の長期であれ短期であれ必ずの上下に動きながらも伸び、定期的に大きく下がるという性質のことを表しています。


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 インベスターZの作中でも「株式投資を一言で言い表した最強の格言」として紹介されています。私も何度か”ドカン”を経験することになりましたが、正直今までの積み重ねてきたコツコツの株価は何だったんだろうという喪失感に襲われることもあります。

株式投資の相場はじっくり時間をかけて上がって、一瞬で落ちます。それも本当に一瞬で、コツコツ積み上げてきた自身の含み益も地へ帰るほどの威力です。そして、そこからダラダラと下がったり、ある時にはガッと上がったりします。

似た格言で「天井三日底百日」や「登り百日下げ十日」というものありますが、私の中では「コツコツドカン」が一番しっくりきます。日本の相場も約140年間「コツコツ」と「ドカン」の繰り返しで成り立っており、これは理にかなって言えるでしょう。視点を変えると株価というのは「人間心理によって突き動かされるもの」です。

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  時代は繰り返す

 2019年は大荒れになると予測されていた年です。しかし、蓋を開けてみると強気相場のオンパレード。2018年12月頃の暴落と比べても随分回復しており、一部の株価は数年前に遡る基準となっています。

コツコツドカンは株式市場の時代の流れそのものです。今のこの状態がどれくらい長く続くはわかりません。今の順張りの流れに乗るのも良いと思いますが、私はいまではないと感じています。

企業は成長し続けることを大前提にしており、それが企業の存在意義だとも言えます。そんな大前提が変わらないと考えると、企業が成長を続けている限り株価は成長するということです。

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 しかし、それでも不思議なことに成長し続けていて株価が下がるときは下がるのです。しかも一瞬で。それはコツコツドカンの歴史が証明していることであり、トレードをしている参加者が全員AI にならない限り、このようなドカンが無くなることはありません。

そして、その「ドカン」を狙う買い方は多くの投資家が好んで使ってきた手法で、投資家の神様であるウォーレン・バフェットさんもこの逆張り投資法ともいえる手法で莫大な資産を築き上げてきたと言われています。

逆張りとは思いも描けないところでテクニカルやインサイダー情報によって転換点を先読みし、ポジションを取ることですがドカンを狙う場合はそこまで難しく考えることはありません。


  投資の教科書

 逆張り投資より、制度は落ちますが「あり得ないくらい下がっている」と評価されている市場では、転換点を見極めるのにうってつけのポイントです。

特に私のような武器(期間投資家はAI トレードが主流)個人投資家にとっては「絶好のエントリーポイント」であると言えます。

つまり、今の回復傾向が色濃く見える市場では、せっかく株価が上がっているので一時的に売却をするタイミングの逃さないようにし、ポジションを取れなていない人は待ちの姿勢を続け、チャンスを見逃さないようにしておきましょう。

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 先ほど紹介した「インベスターZ」という作品は、ドラゴン桜などで有名な” 日本の漫画家 三田紀房さん " が書いた漫画です。インベスターZ  は投資をテーマにしており、投資ビギナーにとってもわかりやすく、一定の経験を積んだ投資家も気付きを得られるとして、ドラマ化も果たし大ブレイクしました。

漫画としての面白さもそうですが、ホリエモンさんやZOZOTOWN の前澤友作さんへインタービューし、その要点を作中に盛り込むなど非常に良質な「投資本」となっています。

さらに、会社四季報にも評価され、作者本人が投資セミナーで登壇も行っています。インベスターZ は「投資の教科書」も呼べるクオリティとなっています。ぜひ皆様の「投資の教科書」にインベスターH、、Z を加えてみてはいかがでしょうか。

インベスターZ(1) Kindle版
創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史は各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」に入部することに。投資部は3,000 億を運用し、8%以上の利回りを生み出し、道塾学園は学費が無料にすることが使命だった。


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