インベスターHこと、ひーちゃんです。

2018年後半くらいから「FRB の利上げ」がどうこうという話題1つで株価が大きく揺れ動いています。

このような1つのニュースで相場が大きく動く相場は、デイトレーダーでもない限りうかつに手を出すのは危険と言えるでしょう。

私達個人投資家は特に、機関投資家らとは違い、取引環境は悪く情報鮮度も非常に低いです。このような情報がものを言う時にはあまり相場に参加すべきではありません。

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  利上げについて

 2019年1月4日、議長のパウエルさんは米連邦準備制度理事会(FRB)にて追加の利上げについて「経済成長の進展を見て、物価上昇率が低い場合は踏みとどまるだろう」と述べました。

2019年には3回の利上げが予想されていましたが、アトランタでの歴代議長との討論会に出席したパウエルさんは、最近の株式市場の乱高下について「市場が(世界経済の)下振れリスクを先取りして織り込んでいる」と分析しています。

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その上で「市場が発するメッセージにもっと耳を傾け、今後の政策運営で考慮する」と述べ、「必要なら政策を大きく変える準備がある」と語っています。

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  利上げニュース

 このような発表については以前記事にもしています。下落トレンドになっていたS & P 500 もその発言をきっかけに強気相場に戻る可能性があるとされ、米国株市場は回復したと騒がれました。

最初の利上げショックは、2018年10月頃ににFRB が、予想通り利上げを実施したのが始まりです。その後、米大統領トランプさんが課した制裁関税がネガティブ材料となり、米国株市場は大きく下がりました。

以前記事にした利上げがストップするという話はそれから1か月後の11月後半。米国株市場はこのようなニュースによって高いボラティリティを見せました。

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元々は、トランプ減税という企業業績への追い風も重なって「賃上げ」をして人手の確保を目指す企業が増加していたこともあり、直近での景気減速リスクはないとされていました。つまり、2019年の前半ころまでは緩やかな景気の回復が続くと予想されていました。

しかし、さらに利上げストップのニュースから数日後、再度米国株市場は大きな下落を見せ、投資家心理は完全に凍り付きました。

それからリセッション入りの話題が持ちきりになっていました。

  ボラティリティが高いのは危険

 私達のような個人投資家へ情報が伝わるときには大抵の場合、鮮度が低い状態で伝達されています。

そのことを踏まえて取引に臨まないと、株価が上がったときに手を出し、下がったときに売らないといけない状況を作り出し、それを繰り返すことによって資金は一気に底をつきます。(手数料についても忘れてはなりません)

デイトレーダーでもない限り、このような相場で手を出すのは得策とは言えません。それであれば、キャッシュポジションを続けながらエントリーポイントを見定め、相場回復のしっかりとした見通しが予測できた差にエントリーすべきです。

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 現在の相場は誰も読めていません。色んなアナリストや評論家の予想もことごとく外れています。数打てば当たるとも言うため、一部の話は的を射ているかもしれませんが、それはたまたまです。

今回大事になるのは投資家心理をどう読むかということです。

敏感になっている投資家達が多い中で大きなリターンを求めて全力投球するのも良いかもしれませんが、私が思うに限られた資金力しか持たず、家庭を持っている人が多いサラリーマン投資家で最も重要なスキルは「一発退場にならないスキル」でしょう。

VIX 指数も少しずつ下がってきました。一時の欲を満たすためだけに市場に参加するのは控えましょう。


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