インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

前回の続きになります。では早速見ていきましょう。

◆ 前回の記事

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  FC の背景(続)

 零細小売店にとってコンビニチェーンに転換することは大きなメリットがありました。個人経営の場合、商品選択、仕入の仕方、物流、お金の管理などを全て自らの判断によって行わなければなりません。

が、FC 契約を結べばコンビニ本部が基本的なインフラと情報を提供してくれるため、経営に失敗するリスクが圧倒的に減ります。

コンビニの競争相手が個人商店だった時代はその差は歴然で、コンビニに転換した加盟店は売上を伸ばし、収益も確保できました。こうした背景によりFC 店舗網は広がっていきました。

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  長時間営業

  では次に24時間営業の背景をみていきましょう。当時24時間営業は想定しておらず、名前の通り 7ー23時の営業で早朝深夜に便利な店として知られていました。
それでも16時間営業であるため、セブン本部は加盟店になる要件の一つに夫婦で経営できることを求めました。

本部の収益源は加盟店の売上総利益の一定比率を上納するロイヤリティのため、早朝深夜も営業することで少しでも売り上げを伸ばすことが目的でした。

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 一般的に早朝深夜は客が少なく加盟店にとって時間当たりの固定費負担が重くなりますが、本部との当初の取り決めのため、採算が合わなくても閉店するとは言えませんでした。

加盟店はアルバイトではなく夫婦交代で長時間シフトにすることで少しでも固定費を減らしました。

しかし、もともと個人経営で長時間労働には慣れていたため、あまり負担を感じることなく営業していました。こうしたやり方が加盟店で暗黙のルールとなり、のちに24時間営業が当たり前になりました。


  ブラック?

 FC 契約の代わりに長時間労働を求められましたが、FC オーナーは時給で働く従業員とは違います。働く環境が厳しくても成功すれば相応の報酬が手に入ったのです。それをお互いに合意したのであれば何も問題はありません。

この仕組みによって本部と加盟店が共存共栄したからこそ、コンビニは国内に5万店に及ぶ一大産業となり日本に定着したのです。

一般的なフランチャイズビジネスはヒト、モノ、カネのいずれも本部ではなく加盟店がリスクを負担するという契約になっている場合も少なくありません。

しかし、コンビニのフランチャイズは面倒見が悪いわけではありません。その証拠に新商品や新サービス、設備などが新しくなっているのをよく見かけると思います


  働かないアリ

 ただ、今回に関してはヒトの面で問題を起こしてしまいました。24時間営業というビジネスモデルを優先してしまい業界を共に拡大してきた最も重要な加盟店との協調をおろそかにしてしまったのです。

また、本部の認識不足も関係しています。現場の人手不足の深刻さや競争環境が以前と全く違うことに気づいていなかったのです。

働きアリの法則を人間に当てはめると多様性になると思います。設備投資や商品開発などはしっかりしていたため、法則の通り8割は働いていました。

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 しかし、決まりだからと地域や加盟店の事情を加味せず24時間営業を強制したとなれば多様性を認めることなく法則のバランスは崩れます。

バランスが崩れると効率が悪くなるばかりでなく、最悪の場合絶滅もあり得ます。

FC 契約で大きく成長したコンビニ業界は運命共同体の加盟店を支えることができなければ明るい未来はないでしょう。



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