インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

オオカミ少年やワンピースのキャラクター、ウソップは嘘をつくことで自分に関心を向けていました。

しかし、みんなが無視を始めたとき、今までの嘘が現実に起こっても誰も反応せず絶望します。

米国のオオカミ少年ことTESLA のCEO イーロン・マスクが自動運転向けチップを発表しています。

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  完全自動運転車

 先月、サンフランシスコで米電気自動車メーカーのTESLA イーロン・マスクCEO が完全自動運転車「ロボタクシー」が来年、一部の米国市場で利用可能になるとの見通しを示しました。

マスクさんは「おそらく2年後にはハンドルやペダルのない車を製造しているだろう」と語り、自動運転の根幹のコンピューターチップを披露しました。

この自動運転技術に特化したチップによって、およそ1年後には完全自動運転が実現すると主張しているのです。

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 マスクさんはこのチップに相当自信があるようで、新参者にも関わらず「世界最高の自動運転向けチップを設計した」、「現在生産中の車はすべて完全自動運転に必要なものは備わっている。必要なのはソフトの改善だけだ」と語っています。

このチップに投資家はあまり反応していないようですがロボタクシーの発表後、株価は引けの時間外取引で微増しています。

発表時、株価は260ドル台を推移していましたが現在では210ドル台と大幅に下落しています。これにはCEO がオオカミ少年と呼ばれることが関係していると私は感じています。
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  CEO が懸念要素の一つ

 マスクさんといえば大胆な発言をしても達成できないことが多いです。2016年には自動運転向けチップの開発に取り組み、18年には完全自動運転車は完成するとしていました。

今回の発表でもそのことを認めたうえでチップを披露しています。こうした発表に対し、ウェドブッシュのアナリスト、ダニエル・アイブスさんはこう語ります。

「ロボタクシーに関する野心は印象的だが自動運転の競争では米アルファベットの傘下ウェイモがかなり先行している」、「テスラの取り組みの実用性や財務的影響が懸念となる」

さらに、Model 3の需要や新たな資金調達をするのかどうかという問題を先に解決したほうが良いと示しました。

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 マスクさんの大胆発言はまだあります。大半の自動車メーカーが開発し自動運転に採用している「Lidar (ライダー)」と呼ばれる検知システムがあるのですが、これに対し「無駄なこと」、このシステムに頼るメーカーはすべて「絶望的」と語りました。

TESLA は自動運転の視覚システムにカメラとレーダーを採用しています。しかし、自動運転システムや安全性に対する主張は実はデータによる裏付けがありません。消費者の安全より投資家を優先しているのも、このような発言の背景にあるかもしれません。

先月の革新的な発表を受けても大きく株価が変動しないということは、すでにマスクさんが私以外の方からもオオカミ少年として見られているのかもしれません。このような行動を続けて、最後に絶望するのはいったい誰なのでしょうか。



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