インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

今年3月にバイオ医薬品大手バイオジェン・アイデック(BIIB)の株価が29.23%安の226.88ドルに急落し、現在では230ドル前後で推移しています。

エーザイと共同開発中のアルツハイマー病治療薬候補アデュカヌマブが臨床試験の最終段階で、治療効果や安全性に関するデータが目標値に達しなかったことから試験の継続を断念したことが急落した原因とされています。

株価の急落は、多くの場合エントリーポイントになり得ますが、BIIB の場合はどうなのでしょうか。今回はバイオテクノロジー系企業等についてです。

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  バイオ系企業の危険性

 バイオ系企業に対する株式投資で大きなリターンが得られる場合があります。その大きなリターンのみに着目し、過剰に期待で状況を理解しないまま資金を投じると大きな火傷をする可能性があります。

中でも特に危険なのが、臨床試験が成功すれば大きな利益を得られるかもしれないという状況です。この状況で臨床試験が成功すれば大きく株価が跳ね上がることが多いですが、その結果を予測することはほぼ不可能です。

つまり賭けをすることになり、ただのギャンブルと言っても過言ではありません。理屈や根拠があり、納得した上で買い付けを行っているのであれば構いませんが、「誰かが良いと言っていた」「大きなリターンが欲しい」と脆弱な考えだけで買い付けをしようとしているならば、今すぐに立ち止まりましょう。

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 ハイリスク・ハイリターンを狙うのが悪いこととは言いません。それも一つの投資スタイルであり、短期間で資産を増やす方法ではあります。

一方、短期間で資産を増やすこと出来るということは、短期間で「復帰不能レベルの損失を被る」可能性もあるということを忘れないようにしましょう。

また、冒頭で触れたBIIB のケースでもそうですが臨床試験の結果だけでなく、本来は結果の先に起こりうる収益について考える必要があります。

臨床試験が成功し素晴らしい治療法が出来るようになったとしても、そもそも対象ユーザがどれくらいいるのか、その治療が保険対象外だった場合に大金を払ってまでユーザがその治療を受けるのか、薬であれば適正な価格で売ることができるのか等、様々な観点で分析をした上でどれくらいの収益が見込めるか考えるのです。そしてそこから始めて買い付けするのか否かを検討するのです。

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  科学的イノベーション

 ヘルスケア業界は変化を加速させる要因があります。それは、イノベーション、価格構造、政策です。科学的イノベーションは医療の進歩を支えており、ビッグデータが医療で使われるケースも増えています。

ヘルスケア業界の価格構造はテクノロジー分野と逆の関係になっています。

テクノロジー分野ではイノベーションによりパフォーマンスが上がりコスト削減ができるため、低価格になりますが、ヘルスケア業界はイノベーションにより価格が跳ね上がります。

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例えば、20年前の癌の化学療法は月200ドル程度で成功する可能性も低かったことは知っていますか?しかし、最近ではほぼ副作用も起きずに治せるようになっていますが、費用は10万ドルもかかるようになっています。

政府のヘルスケア政策はビジネスに大きな影響を与えます。それは医療保険の対象となる費用や治療法を左右するためです。

ヘルスケア業界の大きなリターンだけに着目し、企業の詳細や事業内容、またどのような特性があるのかをよく理解しないまま大事な資金を投じてしまうと、超ハイリスクハイリターンの株式投資を知らずのうちにしていることもあるのです。自身がどのような企業、業界に株式投資をしているのかよく考えてから大事な資金を投じましょう。



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