インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

2018年の大暴落から約半年が過ぎようとしています。AMD は一時、30%超の暴落を見せ、死を匂わせておりました。

しかし、売上高の主力であるGPU(グラフィック・プロセッサ)の販売や、新型チップの販売でIntel との競争の激化が期待され、順調に株価を最高値に近づけています。

そんなAMD ですが、私の中ではどんなに頑張って株価を上げるような結果を残しても、今のままでは同じ半導体メーカーのNVIDIA やIntel に敵わないと判断しています。

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  AMD という企業

 AMD (Advanced Micro Devices)は米国の大手半導体メーカーで、主にコンピュータ、グラフィックス、家電市場向けマイクロプロセッサの製造、販売に従事しています。

設立は1969 年で、現在は約9,000 人の従業員が働いており、NASDAQ にも上場しています。

もともとは、Intel のプロセッサなどを同じ仕様で供給するセカンドソースメーカーでしたが、AMD が独自に設計した演算用周辺チップが登場し、状況が変わりました。

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 Intel とAMD がCPU のメーカーとして並んで考えられるようになったのです。そして、AMD は独自の開発を続け、今ではAMD の特徴とも言えるコストパフォーマンスの良さが売りとなりました

GPU ではそこまで差がありませんが、CPU でのリーズナブルさは光るものがあります。

また、演算処理の速さなどはIntel に劣りますが、内蔵されているGPU によってグラフィックボード内蔵のCPU としてはIntel とは別のベクトルで優っていると言えます


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  NVIDIA に敵わない理由

 AMD のGPUであるRadeon は発売当初から消費電力や発熱量が少なく、同じ値段でもNVIDIA が販売しているGPU のGeForce よりワンランク上の商品が購入できるとして話題になりました。

しかし、実はこれらの情報はほとんどがガセであり、基本的にはGeForce が優れていると言い切ってよいでしょう。

GPU で最も重要な性能については、同じ3万円台のNVIDIA「GTX 1060」とAMD「RX 580」を比べるとあまり差はありません。

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 しかし、ハイエンドモデルの6万円台に入ると大きな差が表れ始めます。図から見てわかるように、半導体を選択するうえでこれは別格の違いと言えます。

しかも、消費電力についても現在のモデルを比べると、AMD がNVIDIA に勝っているところはありません。

他にもたくさんの理由はありますが、費用対効果で考えて現状AMD を選択するメリットが少ないとなると、今後もGPU の売り上げが向上することは期待できません。


  Intel に敵わない理由

そして、CPU に関してもAMD はIntel に勝っていないと言わざるを得ない理由があります。

ソフトウェアの互換性の問題です。AMD これはがINTEL と比べて圧倒的に劣っています。Intel は仮想化技術にはここ数年多くの進化を遂げていますが、AMD との互換性については一切無いのです。

また、Intel は安価なPC から高価格なPC まで多くのPC に搭載さているのは、優れた安定性が評価されているためです。

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 安定性や互換性に問題があるとなると、データセンターなどで当たり前のように利用されているVMWare 社が提供する仮想化ソフトウェアへの対応できません。

Intel はAMD よりシェア率で優れており、AMD の新しい製品はそのIntel の提供してきた仮想化技術とは互換性がないというのは大きな痛手になるということです。

これらの理由を何らかの形で改善をすることができなければ、AMD を株式投資の対象として選択するのは困難でしょう。

このようにAMD 社の提供している半導体にはまだまだ課題が残りますが、多くのゲーマーや高性能グラフィックスを必要とする技術者に安価に提供する姿勢は評価できるでしょう。



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