インベスターHこと、ひーちゃん(@us_investor_h)です。

私は小学生の時に資本主義社会というものを知りました。社会の勉強でももちろん出てくるワードなので授業中で知ったというのもそうですが、それだけではありません。

色んな学校で流行ったとされる「共有通貨:シャープペンシルの芯」という遊びを皆様は知っていますか?

そんな私が小学生時代に資本主義社会を確実に理解するきっかけとなった体験談をお話しようと思います。皆様も学生時代に独特な遊びが流行ったなどのエピソードがあればコメント欄で教えて下さいね。

sya-sinntuuka

  通貨はシャープペンシルの芯

 私の小学生時代は、晴れた日のお昼休みにはボール遊びやバトミントン等のアクティブな遊びをしたり、雨の日にはあやとりやバトル鉛筆、消しゴムバトル、折り紙等の遊びをしたりするような子でした。

そんな雨の日が続く梅雨入りの時期、私達は折り紙や練り消しなどを物々交換していました。

自分の欲しいものがあれば相手の欲しいものと交換するという、至って普通の考えを元に欲しいものを手にすることが出来ていました。昔の人々も物々交換をすることによって欲しいものを手に入れていたことを考えると面白いですね

d0237270_825466

 物々交換の難点はAさんとBさんが欲しいもの同士を偶然持っている必要があるところです。その欲しいものを持っている人同士が出会わなければ物々交換は成立しません。このような事象を「欲望の2重の意味での偶然の一致(Double Coincidence of Wants)」と呼びます。

そこで昔の人々が物々交換から徐々に貨幣経済へシフトしていったように、私達も自然に共通の通貨を作り出しました。

それが「シャープペンシルの芯」だったのです。実はこれには物々交換の難点を解消させるためということ以外の別の背景もありました。それが、弱肉強食社会から脱退です。


Sponsored Link


  弱肉強食から資本主義へ

 小学生時代ではどの小学校もそうだったと思いますが、いつだってガキ大将になるのは運動神経が良く、明るい人です。晴れた日の休み時間では、運動神経が良い人が大きい顔をし、運動神経が悪い人々に対し権力を振りかざしていました。

そんな弱者と呼ばれた彼らの大半は、頭が良く、読書好きなため様々な知恵を持っていました。そんな「足が遅いから」「小柄だから」と馬鹿にされてきた彼らは雨の日に真価を発揮しました。

物々交換は少し力関係が違うだけで、無理やり交換を強いることが出来るという難点を持っていたため、弱者は対抗手段としてバトル鉛筆や消しゴムバトルをすることによって力関係の均衡を築くことが出来ました。

img_38f5d611bc0c60fd30a7b81595d777ac143714

 そして弱者と呼ばれた彼らは、雨の日には運動神経の良い子たちを上回る権力を手に入れ始めます。そして頭を使った戦略的な勝負事をする彼らは様々な戦利品を手に入れることに成功します。

遂に彼らのことを弱者呼ばわりする人は居なくなりました。しかし、その権力の味を占めたのか弱者と呼ばれていた者達はさらに勢力を広げようとします。

小学生ながらも彼らは、子供の大好きな「お祭りのくじ引き」を参考にゲームを考案しました。それがくじ引きで参加料をもらい、当たりを引いた人には景品(戦利品等)を渡すというものです。


  シャー芯通貨制度の誕生

 くじ引きの参加費でお金を貰うわけにはいかないため、資本主義社会の中心の貨幣代わりとなる「シャープペンシルの芯(以下、シャー芯と呼ぶ)」が登場します。

シャー芯は量が多く安価で、小学生が必ず使うものであるため参加料としてちょうど良かったのです。

それから弱者と呼ばれていた彼らは、くじ引きのオーナーとしてシャー芯を参加料貰い、当たりが出た人には欲しいものを景品として渡します。

sya-sinn

 くじ引きをしている人達は景品を運でGET し、くじ引きのオーナーはシャー芯と手に入れるWin-Win な関係が築かれました。

次第に、シャー芯は同学年内で共通の通貨となり、くじ引きの参加料だけでなく鉛筆やキャップ、消しゴム、ボールペンなどを他の人から買い取る際にも用いられるようになりました。

くじ引き以外にもシャー芯を使った遊びがありますのでその一部を紹介しましょう。

  様々な遊び

くじ引き
 ノートを1枚ちぎり、2?3センチくらいに正方形の紙を量産します。そしてその正方形の紙に当たり・はずれを書いていき折りたたみます。

当たりの紙に「一等」?「五等」と記載し、一等:バトル鉛筆3本、二等:色鉛筆2本、等と景品を決め、50枚程度の中に複数枚入れておきます。

ポイントはオーナーが損しないようにバランス良く枚数を入れることです。くじ引きでオーナーになれるのは、実際に景品を準備できる人か、シャー芯を景品にすることが出来るシャー芯富裕層のみです。

くじ引きによって安定した収入を得ることができるため、一度オーナーになれれば勝ち組の仲間入りです。

あみだくじ
 ノートを1枚ちぎり、縦に線を引き、線の終端に当たり・はずれを記載します。そして縦の線に横線を入れ、複雑な梯子を作り線の終端を隠します。

当たりにはくじ引き同様に景品を設けるか、シャー芯自体を景品として設定します。

あみだくじも景品を用意できる人か、シャー芯を景品に出来るシャー芯富裕層のみがオーナーをすることが出来ました。

バトル鉛筆・バトル消しゴム
 4人〜8人で集まり、1人当たりの賭け金(シャー芯)を設定しバトルをします。見事バトルに勝つことができれば、全部のシャー芯を手に入れることができます。

バトル鉛筆は、市販で売られているドラゴンクエストなどの正式なもの以外を使うこともあります。自分たちで普通の鉛筆に番号を振っていき、3回振った合計の数で一番大きい人が勝ちということもできます。

バトル消しゴムは、ボールペンと、消しゴムを使用します。まず机にフィールドを作成し、そのフィールド内で消しゴム同士を戦わせます。

スタート位置に消しゴムを置き、じゃんけんで買ったほうが先攻後攻を決めます。勝利条件は簡単で、ボールペンのペン先をしまう際にノックする部分が戻る力で、消しゴムをはじき相手の消しゴムをフィールドから出せば勝ちです。

これらのオーナーのいないジャンルでは、シャー芯貧困層の人も簡単に参加できます。また、勝ち続けることでシャー芯富裕層へ転身し、くじ引きやあみだくじのオーナーになって安定収入を目指すということもできます。

  シャー芯通貨制度の終焉

 シャー芯による資本主義社会は、折り紙や鉛筆、消しゴム、軽いおもちゃなどを得る手段でしたが権力を持ちすぎてしまった人はそれ以外にも何でも手に入れることが出来るようになってしました。

シャー芯超富裕層らは欲しいものを何でも手に入れ始めます。シャー芯を用い、給食当番や掃除当番を代わりにやってもらったり、給食のおかずを貰ったり、荷物持ちをさせるといった人も現れ始めてしまいました。

シャー芯は学校生活を支配できる通貨となってしまったのです。これは現代の貨幣と変わりません。お金があれば何でもできるようになってしまうのと一緒で、小学生の私達もシャー芯を得ることが全ての生活が始まろうとしていました。

shutterstock_92705170

 しかし、一部の親御さん達がやけに自身たちのお子さんがシャー芯を欲しがることを不審がり、事情を聞いたことが幸いし学校ではシャー芯通貨制度が禁止となりました。

恐らく事情を聞いた親御さんが他の親御さん達にも事情を共有し、先生たちの耳に情報が入ったのでしょう。今考えると非常にスリリングな日々を過ごしていた気がします。学生の本分を疎かにする可能性があるので関心はできませんね。

シャー芯がきっかけで大きなトラブルが起きなくて良かったが、今の子たちも同じことを考えるかもしれません。ご自身のお子さんがシャー芯をやけに欲しがっている場合は、是非事情を聞いてあげましょう。


↑ ぜひ宜しければ米株村での応援をお願いします☆
Sponsored Link