インベスターHこと、ひーちゃんです。

  Slack が今年、ダイレクト・リスティング(直接上場)を計画しています。

2019年内にIPO を計画しているテック系スタートアップの創業者らの関心を引くことは間違いないでしょう。

Slackがどのような企業でダイレクト・リスティングとは何なのか見ていきましょう。

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  Slack のダイレクト・リスティング

 2009年にスチュワート・バターフィールドさんによってカリフォルニア州サンフランシスコに設立されたテクノロジー企業です。

業務アプリであるSlack はグループチャット、1対1のメッセージング、音声通話をWeb サービスとして提供しています。

現在は約800万人のユーザーがおり、その中にはフォーチュン100にランクインする企業が65社も入っています。

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 業務に必要となる様々なツールやサービスだけでなく、コミュニケーションまで一元化しています。

1500点以上のアプリと強力なAPI によって世界中のパートナーや開発者が協力しながら、タスクをシームレス化し、ルーチンワークや情報収集を自動化するアプリやインテグレーションの開発に取り組んでいます。

ダイレクト・リスティングとはそもそも何でしょう。日本語にすると「直接上場」と言います。通常のIPOとは異なり、新株を一切発行しません。つまり、資金調達を行なうのが目的ではないということです。

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  直接上場のメリット

 ダイレクト・リスティングをするメットとは何でしょう。

ロックアップ期間がない
 通常のIPO では従業員などの株主が約6カ月、保有株を売却できませんが、直接上場ではだれでも好きな時に売却することができます。
 
コスト削減
 通常であれば、引受証券会社などに支払う手数料やロードショー(投資家への説明会)の経費が掛かりますが、直接上場であればこれらは0です。さらに、証券会社を通さないので早く上場できます。
 
希薄化を避けることができる
 テック系スタートアップのIPO では公募価格を低く設定しすぎたと批判されることが多いですが、直接上場では新株を発行しないため株価が値上がりした場合、Slack の創業者兼CEO のバターフィールドさんは持ち分を希薄化することなく資産を増やせるのです。

続いて、デメリットについても見ていきましょう。

株価が不安定になる可能性
 通常のIPO とは違い投資銀行はIPO 後の30日間の株価を安定させることはしません。安定株主がいないことで上場後の株価が不安定になるリスクがあります。

知名度が必要
 IPO のもう一つの目的は知名度を上げることです。知名度の低い企業は通常のIPO を選択した方が良いでしょう。Slack は業務アプリですが高い知名度を誇っています。
 
直接上場はメリットになるケースが少ないため、広く普及する可能性は低いです。

しかし、直接上場を目指すということは、潤沢な資金がある上、他の企業が必要とするマーケティングや投資銀行の支援が必要ないということにもなります。

どのような結果になっても、通常のIPO であるか、直接上場であるかは数年後には誰も気にしなくなります。スタートの時期が違ってもゴールは同じなのです。


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