インベスターHこと、ひーちゃんです。

日本政府は情報漏洩等の観点から中国の世界最大通信機器メーカーであるHuawei の製品を調達から事実上、排除する指針をまとめました。

さらに携帯電話各社も次世代通信「5G」の基地局で中国製品を使わないと発表しています。Huawei の最高財務責任者もカナダで逮捕されました。

Huawei 製品はいったい何が問題で、このような事態になっているのでしょうか。IT企業に勤める個人投資家の私が丁寧に解説します。

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  Huawei とは

 Huawei (ファーウェイ)は中国の世界最大級の通信機器メーカーであり、韓国のSamsung 電子に次いで世界で2番目に大きい携帯電話メーカーでもあります。

他の中国テクノロジー大手と異なり、主要市場は中国国外の欧州やアジア、アフリカの多くの国々が市場最大手になっています。

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Huawei は1990年代に海外市場進出し、競合他社を大きく凌ぐ低価格設定で有名になりました。中国が通信網の近代化に多額の予算をつぎ込み多くの機材を輸入に頼っていた時期でも、数少ない電気通信機器サプライヤーのパイオニアとして活躍したのです。


開発にも力を入れており、今では通信ネットワーク技術やスマートフォン分野で世界の最先端とみなされるようになっています。さらに半導体技術やAI(人工知能)、クラウド分野にも進出を始めており企業には期待が高まっています。

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  問題されている点

 そんなHuawei が製造している製品が問題視されている点は「セキュリティ」部分についてです。

Huawei は中国政府と親密に繋がっており、その製品にはスパイが利用することができる裏口、所謂バックドア機能が埋め込まれている可能性が浮上しています。


証拠は公表されておらず、Huawei もその疑惑を否定しますが、実はこれまでに何度か深刻な問題が見つかっています。

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例えば、通信機器に仕様書にないポート(通信の出入り口)が見つかった例があります。インターネットで外部と通信が可能なため、不正にデータを盗み出すことができるようになっていたのです。

実害がなければいいというものではなく、そのような仕様になっているのが問題そのものと言えるでしょう。

  影響範囲

 Huawei 製品に先ほどバックドア機能があるとして、それがあると具体的にどのようなことができてしまうのでしょうか。

例えば、企業を拠点に設置するネット接続用の機器(ルーター)は、設定次第で社内ネットワークに流れる全てのデータを取得することができます。

ではその製品がHuawei 製品だった場合、どうなるでしょうか。

そうです。社内ネットワークに存在する機密性の高いデータ(機密情報)を安易に盗み出すことができるのです。

  セキュリティを上げるには

 日本では今後、次世代通信規格「5G(第5世代)」開発を行う予定です。その中でHuawei 製品が使われることはありません。

Huawei 製品を排除することによって完全なセキュリティを確保できることにはなりませんが、問題が見つかっている企業の製品を排除することによって一定の効果は見込むことができます。

施設の一部にファーウェイ製品を使っているというSoftbank も、日本政府の方針を受け、5G のネットワーク構築にあたっては政府方針を注視し、準拠する方針を発表しています

昨年の売上高は925億ドルに上り、中国の電子商取引大手アリババグループの3倍を上回っているHuawei ですが、残念ながら一度でも信頼を失った場合、再び信頼を得るのには時間がかかるでしょう。

近年ではセキュリティに敏感になっており、セキュリティが担保されて初めて、製品の善し悪しが比較されるようになっているのです。そんなセキュリティに不安のあるような企業が生き残ることはないでしょう。


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