インベスターHこと、ひーちゃんです。

Google はロボット会社を複数買収する等、ロボット開発をリードしてきました。そのGoogle が二足歩行ロボットの開発を中止することを公表しました。

それに対し、Softbank グループがGoogle からロボット会社を複数買収するなどロボット開発の主導権を得ようとしています。

二足歩行ロボット開発には大きな弊害があります。それが社会的にどう活用できるのかという点、つまり市場を作り出せるかがポイントになります。

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  Google 覇権

 2013年にGoogle はロボット開発会社であるBoston Dynamics を買収、その後二足歩行ロボット開発を得意とする東大発のロボットベンチャー企業SCHAFT を買収しています。

それは民間におけるロボット開発市場の大部分を占めており、Google はロボット開発において絶対的な覇権を手にしていました。

2015年には米国防総省の傘下にある国防高等研究計画局(DARPA)の主催でロボット・コンテストが行われており、Google はその絶対的な市場支配を見せつける結果となりました。

そのことからもGoogle がロボット市場を先導していくと思われていました。

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 しかし、Google のロボット開発を初期段階から率いてきた責任者が退社したこともあり、その雲行きは怪しくなっていきました。

そして、Google は持ち株会社の体制に移行し、主力の広告事業とその他の事業が分かれたことによって、業績の付け方も変わりました。

ロボット開発部門は短期的な利益を出しにくいこともあり、今までは他の事業によって利益をカバーする形となっていましたが、事業が細分化されて業績が付けられるようになったことで利益率の低さが露骨したのです。

次第に、市場ではGoogle がロボット部門を売却するという噂が流れるようになりました。

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  Softbank に引き継ぐ

 Google でのロボット開発継続が難しくなってきたころ、今では随分有名になったPepper 君を開発するなどロボット開発の成果を見せ始めました。

今で携帯キャリアや飲食店で見かけたり、個人でPepper 君を所有したりする人もいるくらいです。

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そんなSoftbank は、2017年6月頃にロボット開発事業にGoogle ロボット開発会社となっていたBoston Dynamics を買収しています。

「Pepper 君が劇的な進化を遂げるのではないか」と等と言われていました。

さらにGoogle が所有していたもう一つの東大発のロボットベンチャー企業SCHAFT についても買収を計画していましたが、条件が合わないということで中止となっています。

これらのことからもGoogle は完全にロボット市場から撤退することがわかります。

  なぜ今撤退するのか

 Google のロボット開発に限らず、二足歩行ロボットの開発は軍事利用の目的が濃かったと言われています。

初期段階から、製品の最大の買い手として軍が想定されていたことはある程度予想が付きます。Boston Dynamics は国防総省から開発資金の提供を受けており、ロボット・コンテストについても国防総省傘下の期間が主催となっています。

このような先行投資になるようなテクノロジーというのは、市場のニーズがない状態で開発を続けてもその価値を知り得ることも難しく、さらにその技術が広く普及することも難しいと言えます。

これは個人の見解ですが、Google では軍事目的があるにしてもロボットを本格的に実用化するためには、以前時間がかかることが予想でき、その先行投資に見合うだけのリターンを得られるかが(一時)撤退を余儀なくされたのではないかと考えています。

それを引き継ぐ形になるSoftbank はその長期的な先行投資をどれくらい許容できるかが、今後のロボット開発が進展するかを握っているのではないかと思います。

それでもPepper 君等のロボットの売れ行きは順調と言えるものではないため、新たな市場ニーズを開拓する必要がありそうです。


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