インベスターHこと、ひーちゃんです。

最近、自動車の自動運転技術や次世代型携帯電話ネットワーク(5G)の実現に向けて様々な検討がされています。

5G 通信が実現することで、携帯通信はもちろん、自動運転や動画コンテンツ、製造装置や家電、スマートメータ等のIoT機器など様々なところで革新的な技術の進化が起こります。

中でも自動運転は各企業のコスト削減に大きく繋がるとされている一方で、交通事故が発生した場合の対処方法が課題となっています。

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  自動運転の定義

 まず話を進めるにあたって覚えておいて欲しいことがあります。それは自動運転の定義です。

自動運転には自動化されている機能によって、下記のように段階ごとにレベルが付けられています。

記事を読む上でレベルがわからない場合は参考にして下さい。

【運転支援】レベル1
 システムがステアリング操作、加減速のどちらかをサポートします。

【運転支援】レベル2 システムがステアリング操作、加減速のどちらもサポートします。

【自動運転】レベル3
  特定の場所でシステムが全てを操作、緊急時はドライバーが操作します。

【自動運転】レベル4
 特定の場所でシステムが全てを操作します。

【完全自動運転】レベル5
 場所の限定なくシステムが全てを操作 します。

  交通事故の発生

 交通事故は国土交通省も発表している資料に記載されていますが、「96%が運転者に起因」して発生しています。

自動運転というのは、実は安全面についても期待がされています。交通事故によって年間4,000 人以上が死亡していることも考えると、安全が確保出来たらすぐにでも導入を進めたいところです。

一方で安全面が向上することが期待される中で、自動運転車が交通事故を発生させてしまった場合、責任は誰にどのようについてくるのかという問題が考えられています。

自動車の自動運転化は段階があるものの、走行や停止などの運転操作などを運転者に代わって、システム的に制御をすることで安全運転ができるようにするためのものです。

しかし、自動運転中に交通事故が起きてしまった場合、損害賠償責任は誰になるのでしょうか。

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  CDR アナリスト

 自動運転車の進化に合わせて、事故原因を車両データから解析する新しい職業が登場しました。

それが「CDR(Cras-Data-Retrieval)アナリスト」と呼ばれる、物理や自動車工学、データを読み解く読解力に長けた職業です。

日本でも約50名前後しかおらず、損保会社や警察関係機関、自動車整備会社、事故調査会社などに所属しています。

具体的な仕事内容として、例えば衝突事故が起きたとして、事故と損傷面の因果関係を検証・解明する際、多重衝突の場合、前と後ろのどちらが先に衝突したかなどがわかりにくいです。

そんな時にCDR アナリストが登場します。

EDR では衝突約5秒前から走行速度、アクセルやブレーキなどの状況を0.5秒〜1秒ごとに記録をしており、その数値から自己詳細について分析をすることができます。

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 CDR によるデータレポートを解析すると前後のどちらが先にぶつかったかが簡単にわかります。

またそれだけでなく、客観的証拠である損傷等のアナログ解析によって相関的な分析となり、信憑性のある証拠として事故を解決に導くことができます。

ではこれが自動運転車になるとどのようになるのでしょうか。

  自動運転車のCDR 活用

 自動運転中の事故の賠償責任は、自動車損害賠償責任保険(自賠責)では原則、所有者にあります。

これは一般の自動車と同じ扱いであり、メーカーの責任は車のシステムに明確な欠陥がある場合のみとされています。この自賠責に関する方針が定まったことで、民間の任意保険の設計も進めています。

しかし、自動運転のレベル3での交通事故は、運転者と自動車のシステムの責任が混在することが想定されているため、事故の原因が自動車にあるのか、運転者にあるのかを判断する必要があります。


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 また、レベル4 以上の交通事故に関しては、どこまで自動運転をシステムが制御していたか、今まで以上のデータが必要なります。

車種や年式、性能など事故原因の詳細に見るだけでなく、CDR の情報も利用したCDR アナリストがレポートや客観的証拠である損傷等を解析し、責任対象を判断する必要があります。

このようにCDR アナリストという職業が新しくできたことによって、自動運転の課題が解決されています。

他にも、自動運転で使用されるマップの精度やネットワークセキュリティ(クラッキングの恐れ)や、共有インフラの整備など自動運転での課題はありますが、かなり具体化されてきました。


近い将来、自動運転車が普通となり社会全体が改革を起きていることが信じて、も5G 銘柄の買い増しチャンスを見守っていきましょう。


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