インベスターHこと、ひーちゃんです。

先日ツイートしたApple が割高なリサイクルアルミニウムをMacBook Air  やMac mini に利用しているのには理由があります。

企業というのはビジネスだけを追求するだけのものではありません。企業というのは必ずと言ってよいほど、CSR 活動をしています。

Apple のCSR 活動には環境改善活動が含まれていることがわかります。それだけでなく、Apple がリサイクルアルミニウムを使うのには、もう一つの狙いがありました。

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  CSR 活動

 企業には社会的責任があり、収益を求めるだけでなく、環境活動、ボランティア、寄付活動などを通して社会貢献の活動をしています。

これらのことを総称して、「CSR(Corporate Social Responsibility)活動」と呼んでいます。

CSR 活動は必ず行わなければならないというものではありませんが、企業としての価値を上げる活動としてほとんどの企業が活動に力を入れています。

Apple もCSR 活動として、リサイクルアルミニウムを使い「環境問題改善」へのアプローチを行っているのです。

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 リサイクルアルミニウムを使うことで、限りある天然資源消費を軽減させ、既に利用済みの資源を循環させ再利用しているのです。

実は、天然資源を利用して物を作るより、利用済みの資源をリサイクルした方が、エネルギー使用量を減らすという観点で有効なのです。

例えば、アルミ缶をアルミ地金(アルミ缶の原材料)へリサイクルした場合、天然資源(ボーキサイト)からアルミ地金を作るときに比べ、約94%のエネルギー使用量を減らすことができます。

こうしたエネルギー使用量を減らすことによって、地球温暖化対策になり、環境問題の改善活動に繋がるのです。

CSR 活動に力を入れている企業は、直接的な利益は得れないものの「CSR 活動」を通して、顧客からの信頼が厚くなり、株主・投資家からも支持され、ブランドイメージ向上等、結果的に普通のビジネスでは得れない間接的利益を得ることになります。

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  事業存続

 Apple が、今回の2製品にリサイクルアルミニウムを利用するもう1つの理由に、「事業存続のための資源を確保」する狙いがあります。

Apple の製品であるMac、iPad、iPhone の主力製品で、基本的に外装はアルミニウムとガラスの素材で作られています。

それらの製造過程で削ったアルミニウムを溶かして再資源化し、採掘なしにアルミニウム材料を作り出すことで、製造過程の二酸化炭素排出量を約50%軽減できるというのが、今回の地球環境改善活動になっています。

しかしこの方法は、普通にアルミニウムを鉱石から作り出すコストよりも割高になります。

そして、Apple は安いからリサイクルに取り組むのではなく「正しいから取り組むのだ」と今回の100%リサイクルアルミニウムの使用について説明しました。


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 Apple はMac が1億台以上、iPad は4億台以上、これを含めたiOS デバイスは20億台が市場に出回り、そして毎年2億台のiPhone、と約6,000万台のMac とiPad が販売され続けています。

これほど大量のデバイスを作り続けるということは、常に膨大な資源を掘り続け、これらのデバイスを作り続けてきたたことがわかります。

つまり、Apple は膨大な量のデバイスを作る上で、リサイクル材料を利用することは必然的な流れだったのです。

現在はリサイクルアルミを使うと割高かもしれませんが、それは ” 今は ” という話です。

Apple のように製造のノウハウ、効率化のノウハウを持つ大企業がリサイクルに力を入れるようになることで、近い未来リサイクルアルミニウムを使う方が割安になる時代が来るかもしれませんね。


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