インベスターHこと、ひーちゃんです。

esports とは、スポーツに部類されているゲーム技術で腕を競うスポーツです。esports の ” e “ はエレクトロニック、つまり電子工学を応用したスポーツという意味になります。

スポーツの定義では、一定のルールに則って勝敗を競うことが条件であり、そこに身体運動が主であるという定義はありません。エレクトロニック・スポーツに対して、フィジカル・スポーツとも呼ばれるようになってきています。

そんなesports が日本でさらに大きく発展するためには、大きな障害となっている法律らを攻略する必要があります。

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  esports 発展の鍵

 日本では、任天堂やSONYという世界3大家庭用ゲームのハードメーカーを抱えているにも関わらず、なぜesports の発展が遅いのでしょうか。

それには、英品表示法と刑法の賭博罪という2つの法律により、高額賞金を用意した大会の開催が難しいためです。2018年2月には、ゲームイベント「闘会議」というesports 大会に総額1,000万円を提供するため、関係省庁や団体の意見を踏まえこれらの法律をなんとかクリアすることに成功しましたが、以前開催は簡単ではありません。

特に英品表示法と賭博罪より、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、いわゆる風営法の攻略が難しいとされています。

風営法は35年前に改訂され、日本でのesports の発展を妨げる大きな要因となっています。

  風営法

 風営法とは、クラブ、パチンコ店などの業務の適正化のために存在している法律になります。

1982年に改訂を行っており、そのタイミングから非行防止の観点で全国のゲームセンターの営業も対象に含まれるようになりました。これにより、お金を払ってテレビゲームを遊ばせる場は、原則としてすべてゲームセンターとみなされ、風営法で管理される対象になったのです。

そして、そのゲームセンターに設置して良いテレビゲームは、アーケードゲームのみと規定されています。

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 翌年の1983年に任天堂からファミコンが発売され、テレビゲームは皆が楽しめる健全な娯楽として地位を確立しました。

しかし、前年に改訂された風営法は家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機、PCゲーム等「モニター」を使用する遊びを有料で提供する行為は、すべて風営法に違反する行為となってしまったのです。

その結果、日本でのテレビゲームの発展は米国や海外での発展とは、別の道に進むことになったのです。

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  米国ゲーム市場の発展

 米国では任天堂からWiiが発売された際、バーなどにWiiが置かれるようになり、大人たちも集まって皆でゲーム大会に参加し大いに盛り上がっている光景が、メディアで報じられていました。

米国ではゲーム機が家庭から外に持ち出されたことによって、ゲームの存在が大衆に認知されるようになったのです。

それに合わせ一部のマニアが楽しんでいたゲーム大会も世間に広く認められるようになり、今ではプロゲーマーが存在し生計を立てれるような大金を稼げるまでに成長し、esports は形に大きな発展を遂げたのです。

  日本ゲーム市場の発展

 米国のゲーム市場が大きく発展する一方、日本ではテレビゲームが風営法に縛られているため、このようなムーブメントは起きませんでした。

バーなどに家庭用ゲーム機を置くと、それは「有料でゲームを楽しませる」ことに該当するため、違法になってしまうのです。

日本は老若男女がゲームを楽しめる環境があるゲーム大国であるにも関わらず、ゲームを楽しむ場所を提供するビジネスは成立せず、多くの人が集まって楽しくゲームをして競い合うという文化が、生まれることが一度定めた法律のせいで妨害されたのです。

  遅れの原因

 しかし、モニターを使わない将棋や囲碁は、お金を払って対局する場を提供するビジネスは、もちろん合法であり、日本全国将棋クラブらが存在しています。

誰もがその一つの場所に集まり、他流試合との対戦が体験できる環境が整っているからこそ、次々と才能ある人が育ち、結果的に多くのスターが出現することになるのです。そして、そのスターを応援する人たちもたくさん存在するからこそ、プロ棋士は生計を立てることができ、職業として成り立つのです。

では、テレビゲームはどうでしょう。

将棋クラブらとは違い、そのような場を提供すること自体が「お金を取って、ゲームを楽しませる場」を提供するとなり、違法扱いになります。

そのため、テレビゲームの腕を競い合う場が提供できず、才能ある人が育たず、ゲームを楽しむ文化や優れたプレイヤー、そのプレイヤーを応援をする人たちも存在しないのです。これがesports が日本で発展しない理由であり、日本が海外に完全に出遅れた重大な要因なのです。

  攻略法

 様々な要因で日本では、esports の発展が遅くなりましたが、ようやく日本でも賞金付きのesports 大会の開催され始めた段階にあります。

少しずつ賞金の出る大会を開催できるようになってきましたが、現在も「風営法」や「賭博罪」等によって、 大会開催は制限されています。

では今までは認められていなかった開催が、なぜ開催できるようになってきたかというところが、この問題の攻略ポイントになります。

それは風営法の対象外にされているビリヤード等のように、少しずつesports が「健全なスポーツ」として、風営法の対象外として認められてきたという点です。

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 1954年の風営法改定では、それまで風営法で管理されていたビリヤード場が健全なスポーツを行う場として認められ、風営法の範囲から外されています。

これは、健全なスポーツであると社会的に広く認められれば、法律の範囲外になるという実例が存在するという攻略の大きなポイントなっています。

つまり、esports を日本でさらに普及させるには、テレビゲームをスポーツとして社会的に認めてもらい、大小さまざまなゲーム大会が合法的に行えるような環境作りが必要になると言えます。

華やかなゲーム大会でかっこよく戦う有名プロゲーマーを人々が応援し、尊敬するような雰囲気が出てきて初めて文化として根付きます。それが何よりも風営法を攻略するための道筋だと思います。

2019年が2018年以上にesports にとって大きく発展する年になるためにも、私達自身もesports が新しい形のスポーツであり、健全なスポーツということを主張し、世間に認めてもらえるように応援しましょう。


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