インベスターHこと、ひーちゃんです。

先日Apple Pay で日本でもキャッシュレス化が促進されることについて記事にしました。

しかし、実は根本的に日本でキャッシュレス化が進まない理由が存在します。

その本当の理由について見ていきましょう。

pic_01

  キャッシュレス化が進む世界

 世界では既に「キャッシュレス化」が進んでいます。電子マネーやクレジットカード、仮想通貨などの普及によって、キャッシュレス化がすさまじい勢いで進んでいます。

特に、中国やインドなどの人口の多い地域ではその傾向が強く出ています。ドイツケルンでも、1年前の2017年8月ごろに車いすのホームレスが仮想通貨で募金を求めたという報道が話題になりました。

IT技術(Technology)と金融(Finance)が融合した「フィンテック(Fintech)」が進行し、現金を使用しなくても生活ができるのが当たり前になりつつある国や地域が増えているのです。

 スウェーデンでのキャッシュ比率が2% しかなく、現金による買い物なども日常的に存在しないレベルになりつつあります。

スウェーデンのほぼ完璧に近いキャッシュレス化を実現している背景には、銀行が連合を組んで構築したモバイル決済サービス「スウィッシュ」が非常に浸透していることが関係しています。

RBI-01

これは銀行口座と携帯電話の番号だけで個人認証をする技術が使われており、国を挙げてキャッシュレス化を進めているために実現できたのです。

◆関連記事
【AMZN】スマホでAmazon Pay。QR コード決済の導入で促進されるキャッシュレス化。


Sponsored Link

  キャッシュレス化が進まない理由

 日本でキャッシュレスが進まない理由は「日本銀行の経営基盤」に関わる事情があるからです。

キャッシュ比率がわずか2% しかないスウェーデンでは、銀行や国が立ち上がってキャッシュレス化を進めています。

しかし、日本の銀行や国は立ち上がってキャッシュレス化を進めていません。

それは、銀行が主にATM手数料で利益を稼いでいるからです。


日本ではATMがどこにでもあり気軽に現金を引き出すことができます。そのATMからお金を引き出すことによって、1回あたり108円〜216円の手数料を自分のお金を引き出した際に支払っています。

secure_atm


 その手数料は、地方銀行の平均的な純利益の約147億円の約13%にあたります。またセブン銀行に至っては純利益の261億円のうち99%がATM手数料によって稼がれています。

このように、安易にキャッシュレス化を進めてしまうと、銀行経営の悪化に繋がる可能性が高いことからも日本では故意にキャッシュレス化を進めていないのです。

しかし、このままでは日本政府が騒いで期待している2020年の東京五輪に影響がでかねません。


東京五輪へ来る外国人観光客は、日本と比べ物にならないくらいに、キャッシュレスに慣れた生活をしているためです。東京五輪の観光消費によってもたらす国内経済への波及効果にはキャッシュレス化が必須になってきます。


先進国のはずの日本が、未だに「現金流通主体の社会」であることが知られ、不便な国だとレッテルを張られてしまうと、東京五輪きっかけの観光客(リピーター)と確保ができません。


これ、日本での早急なキャッシュレス化を進める必要があると言えるでしょう。

  キャッシュレスに対する偏見

 また日本には現金主義の人が多くなっているのも、この便利なATMがあるからだと言えます。

不思議なことに、現金主義の人は洗脳されたかがごとく、クレジットカードや現金以外で商品の支払いをしないとその人たちを「あの人はあんな小額の商品もクレジットカード支払う貧乏人」等と思っている風潮があります。

 私も何でもクレジットカード(一括払い)で支払いをしていますが、貧乏人と言われるほどお金には困っていないと思います。クレジットカードで支払いをすることによって、自動で何にどれくらい使ったということがスマホのアプリに登録されることと、クレジットカードのポイントを貯めるために使用しています。

家賃についてもクレジットカードで支払いをしているため、月々平均で1,600 円程度のポイントによるキャッシュバックがされています。

これを知らずに偏見の目でクレジットカードは分割払いしかできないと思い込んでいる方はまだまだ多いようです。

このような現金以外で支払うことは悪だという偏見も取り除くことができなければ、日本でのキャッシュレス化促進は難しいと言えるでしょう。


↑ ぜひ宜しければ応援お願いします☆
Sponsored Link


キャッシュレス決済革命 (日経ムック)
キャッシュレス決済のすすめ. 進化するキャッシュレス決済.クレジットカード、電子マネーの実力.収益を伸ばすキャッシュレス決済.などのFinTechに関する最前線を徹底解剖!